親切な看板が道を示してくれる…？

それぞれの徳が対応しているという噂のこのダンジョン。

対応していると言ってもそれは例えば【正義】のフロアならそこには正義感の強い人物しかいないのか？

否。

むしろ悪人しかいない、というのが現在のこの世界。

つまりそのフロアを象徴する【徳】が失われている、という事を意味します。

このフロアは危険な道には看板が立てられ迂回路を教えてくれる。

つまりそれは…？？

ダークゾーンは危険だから迂回した方が良い

初めてくる場所、しかも敵も強くなっていて出来るだけ消耗は避けたいトコロ。

先にココに辿り着いた冒険者が書いておいてくれたのか、看板には迂回路が示してありました。

ダークゾーンは確かに危険だしココは従っておこう。そう思って進んでいくと……。

ビット

は？え？なに？その場でダメージを食らう罠【ビット】があったの？？

これは落とし穴だったり落盤だったりシナリオによって演出は違いますが効果は同じです。全体にダメージ。

マッピングしようと歩いてみて分かりましたが、少し広いそのエリアは少し進めばビットに当たる【地雷エリア】になっていました！！

回復呪文MPを削りながら、踏むまで分かりませんので何度か挑戦し慎重に歩いてとりあえず扉の奥へ。

親切な張り紙…？

また少し進んでいくと扉に張り紙がしてあり、迂回を勧めていました。

素直な僕はまたその言葉に従って部屋には入らずに迂回路を進みます。

進んだ先の扉の前にビット、さらに扉を開けてまたビット。どっちが危険なんだか…と思っていた矢先飛び出す人影！

待ち構えていたのはガッツリパーティを組んだ盗賊団でした。

つまりココは【誠実】を象徴したフロアであり、逆にいるのは嘘つきだらけ、という場所でした。

最初の看板の先のダークゾーンも危険ではあるもののMAPがあれば問題ないし、途中の道にビットもありません。

そして直近の張り紙も迂回を勧めておきながらその先にはビットが２発。さらに追い打ちの、いやトドメの盗賊団御一行様がガッツリ待ち伏せていたので、そういう事でしょう。

数も多く少してこずりましたが何とか撃破。

盗賊から【鍵】を奪い開かなかった扉が開けられるようになりました。

これでもう少し先に進めそう……！

次回は地下３階の様子をお届けします！